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【令和2年2月議会沢田議員の個人質問】スポーツ施設のプールにおける異性介護及びトランスジェンダーへの配慮について ほか

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質問の様子は以下よりご覧ください。
【名古屋市会 本会議録画中継(外部リンク)】

〇すべてのスポーツ施設のプールに多目的トイレ、多目的更衣室を

 スポーツ施設のプールにおいて、障がいを持つ男の子のお母さんが着替えを介助するなどの異性介護の場合や、トランスジェンダーの方が、多目的更衣室がないため利用に困る場合があります。減税日本ナゴヤの沢田ひとみ議員は、スポーツ施設での多目的更衣室の設置を求めて本会議で質問しました。

【沢田議員】
 異性介護で入れる多目的更衣室が冷水プールにないため、隣接する屋内プールの多目的更衣室の利用を求めた親子が断られたケースや、トランスジェンダーの方が自認する性の更衣室を利用して他の利用者から苦情が出たという話も聞いている。誰もが安心して利用できるプールであるべきだが、多目的トイレや多目的更衣室の必要性について、どのような認識か。ホームページ等への記載や、着替えに困る利用者が職員に気軽に声をかけられるような配慮、さらには多目的更衣室・多目的トイレを全てのスポーツ施設のプールに整備すべきではないか。

【教育長】
 異性介護の場合に、多目的更衣室がない施設では、医務室や職員更衣室など柔軟に対応するよう指示してきたが、適切な対応ができなかったことは大変申し訳ない。すべての指定管理者に対して、利用者の立場に立った対応を徹底するようあらためて指示し、来年度には、本市スポーツ施設のすべてのプールについて着替え場所を確保する。また、ホームページや館内掲示等での広報やお困りの方への案内をする。

【沢田議員】
 柔軟な対応を徹底するとの答弁だが、性の多様性への理解が進み、東京2020パラリンピック開催に向けて障がい者スポーツにも関心が高まっている今、ソフト面だけでなく、ハード面も整える時期だ。多目的トイレへのフィッティングボード設置などを速やかな対応をしたうえで、今後はすべてのスポーツ施設のプールに、多目的トイレと多目的更衣室を設置すべきと考えるが、市長の見解はいかがか。

【河村市長】
 今後は、多目的トイレ、多目的更衣室をすべての施設に設置していきたい。

〇困難や不安を抱える若年女性への支援を

 平成30年度より厚生労働省は、家出少女、AV出演強要・JKビジネスなどの性搾取被害、性暴力や虐待等の様々な困難を有する若年女性に対して、民間支援団体と連携したアウトリーチや居場所の確保を行う「若年被害女性等支援モデル事業」を、東京都等で実施しています。こうした若年女性への支援について、沢田議員が本会議質問で取り上げました。

【沢田議員】
 首都圏で活動する民間団体を中心とした夜回りやSNS相談等の取り組みが、国のモデル事業に繋がったと聞いているが、繁華街を抱える名古屋市でも若年女性の問題に目を向ける必要がある。栄や名古屋駅でのアウトリーチや温かい手料理を提供する居場所づくりなど若年女性の支援に取り組む民間団体と連携し、困難な問題を有する若年女性を適切な支援に繋ぐ取り組みを行うべき。

【子ども青少年局長】
 子ども・若者総合相談センターにて、オープン型交流スペースの開設やSNS相談を開始してきたところであるが、民間団体との相互連携を強化し、若年女性をはじめとした困難を有する若者にさらにアプローチできるよう努めたい。

【沢田議員】
 性暴力や虐待の被害など、女性が直面しがちなリスクに着目し、困難や不安を抱え孤独の中にいる彼女たちへの支援をしっかり行うよう要望する。