質問の様子は以下よりご覧ください。
【名古屋市会 本会議録画中継(外部リンク)】
〇選挙ポスターの掲示場の設置場所の工夫を
国政選挙や地方選挙の候補者の顔や政策を知らせる選挙ポスターは、公立保育園・幼稚園や小中学校などの塀やフェンス、公園などの公共施設に設置されている場合が多くあります。ところが、一つの学校にポスター掲示場が3か所、4か所と集中しているなど偏りが生じている場合があるため、浅井議員は、その見直しを求めました。
【浅井議員】
偏りがあるポスター掲示場について、市民の目に留まるよう多くの方が利用するバスターミナルや地下鉄駅に移すことや、高校、大学、専門学校などの掲示場を増やし、若者・学生の投票率アップにつなげてはどうか。
【選挙管理委員長】
中心市街地や戸建て住宅が多い地域では、設置場所の確保に苦慮しており、小中学校に複数ポスター掲示場を設置している場合もある。地域バランスの検証を今一度行い、バスターミナルや地下鉄、高校、大学、専門学校も含めて幅広く検討していく。
〇外国人増加にともなう医療面での対策を
日本を訪れる外国人旅行者や外国人労働者が増加する中、外国人と医療をめぐる問題も顕在化してきています。浅井議員は、海外旅行保険加入促進による医療費未払い問題の解消と、市立病院での医療通訳の充実についてただしました。
【浅井議員】
急なケガや病気で病院にかかりながら、訪日外国人の医療費が未払いとなる残念なケースも増えている。2017年の訪日外国人数は約2900万人と過去最高だが、「海外旅行保険」等の未加入は約3割。名古屋城天守閣木造復元完成やリニア新幹線開通にむけて、海外旅行保険への加入促進の取り組みをすすめてほしい。
【観光文化交流局長】
国の動向を注視しつつ、中部空港でのチラシ配布や保険加入場所への誘導を空港会社に働きかけるとともに、観光ウェブサイト「名古屋コンシェルジュ」でも注意喚起したい。
【浅井議員】
医療現場での的確な診察には、十分なコミュニケーションが不可欠。日本語の不自由な外国人患者のために、市立病院に医療通訳者を早期に導入してほしい。
【病院局長】
現在、電話医療通訳サービスの活用やあいち医療通訳システム推進協議会からの通訳者の派遣などで対応しているが、受け入れ体制の充実について検討していく。