質問の様子は以下よりご覧ください。
【名古屋市会 本会議録画中継（外部リンク）】
〇保育所のネット申請など申込方法や情報提供の改善を
保育所等には定員があるため利用調整が必要となりますが、入園情報が正確でわかりやすいことが求められます。減税日本ナゴヤの佐藤ゆうこ議員は、保育所の申込方法や情報提供の改善について本会議で質問しました。また、保育所等でのコロナ禍における熱中症対策について市の見解を質しました。
【佐藤ゆうこ議員】
昨年11月に生まれた2人目のお子さんを、1人目のお子さんと同じ保育園に入園させたいと区役所にご相談された方が、「その保育園の受け入れ可能年齢は6か月からのため、申込みは4月以降」と案内され、4月に入園できなかった。しかし、実際には4月から産休明け保育が可能と変更になっており、申込みさえすれば入園できたはずだった。市は、区役所の見落しにより入園できなかった非を認めたが、居住区外の保育所の情報が、広報なごやに掲載されないことや、市のウェブサイトでも新年度の変更点が示されていない等、情報が入手しづらいことは問題だ。
また、申込方法も区役所や保育所に申込書を直接持参する方法しかなく、電子申請やウェブサイト上での申込書作成による郵送ができない。情報提供や申込方法についての見解は如何に。
【子ども青少年局長】
窓口での案内が不十分だったことにより、4月に入園できなかった方がいたことは、大変申し訳ない。市内全域の保育所等の情報が入手しやすくなるよう、ウェブサイト上での情報提供を、来年4月からの利用申込みに向けて検討していく。また、電子申請やウェブサイト上での申込書作成による郵送申請は利便性向上の一つであり、総合的に検討していく。
【佐藤ゆうこ議員】
暑い夏にプール遊びができることは児童にとってうれしいことだが、3密を避けることも大切だ。保育所での熱中症とコロナ対策をどのように考えているか。
【子ども青少年局長】
一度にプールに入る子どもの数を調整する等の工夫や、冷房を使用する場合も、換気扇の使用や窓の開放などにより、換気を確保する等、新型コロナウイルス対策を十分に取った上で、熱中症の予防対策も行っていく。
〇あいちトリエンナーレ本市負担金について
【佐藤ゆうこ議員】
日本中、世界中がコロナ禍で苦しんでいる中、愛知県の大村知事が、あいちトリエンナーレの名古屋市負担分約1億7000万円の中での未払い負担金3300万円の支払いを求めて、名古屋市を提訴した。多くの県民、市民の皆様が心を痛めている。市長の思いを聞かせてほしい。
【河村市長】
あらかじめ危機管理上重大な事態の発生が想定されたのにもかかわらず、会長代行である私に知らされず、運営会議も開かれなかった。私から大村知事に電話で2回、文書で4回、実行委員会で話し合おうと申し入れたが、独断専行が続いた。
また、県と市が大きな負担金を支払う公共事業でありながら、政治的主張や暴力的表現を含む作品が等、多くの人が快く思わない可能性のある作品が展示された。行政が関与する展示においては、特定の政治思想に偏ることなく、全体の奉仕者として政治的中立性は十分意識すべきものであり、本件のような事業へ公金を使うことはふさわしくない。
税金の適正な執行のために不払いを判断したものであり、230万市民への説明責任を果たす観点から、裁判でもしっかりと本市の主張を述べていく。