令和2年4月24日、4月臨時会が開催されました。この臨時会は、新型コロナウイルス感染症対策に関する補正予算等を議決するために開催されたもので、条例案1件(国民健康保険条例の一部改正)、補正予算案3件、承認案1件(補正予算に関する専決処分)が審議・議決されました。
河村市長は本会議で、「先行き不透明な新型コロナウイルスとの闘いには、中長期的視点に立って、市民の皆様が安心して生活できるようになるまで、事業の火を絶やさない、命をつなぐという使命のもと、継続的な支援が必要」と述べ、「楽市・楽座令」など商業を大切にした織田信長にちなんで、「ナゴヤ信長徳政プロジェクト」と銘打つ資金繰り支援を金融機関と連携してすすめる支援制度等を提案しました。
各議案は各常任委員会で審議され、減税日本ナゴヤは、新型コロナウイルス対策をさらに強力に推進していくために、すべての議案に賛成しました。各議案は本会議にて、いずれも全会一致で可決・成立しました。
4月臨時会で決まった主な新型コロナウイルス関連支援策は下記の通りです。
【新型コロナウイルス感染症対策協力金】(71億3,600万円)
愛知県の要請に応じて休業等を行う中小事業者に、1事業者あたり50万円を給付する協力金。遊興施設や1000㎡以上の商業施設、営業時間短縮に応じる飲食店などが対象です。
【ナゴヤ新型コロナウイルス感染症対策事業継続資金】(37億7,100万円)
低金利で金融機関が柔軟に対応する融資制度を創設。売上高が減少するなどした等当初3年分の利子を全額補給するとともに、保証料を全額免除します。
【子育て世帯への臨時特別給付金】(28億4,000万円)
児童手当を受給する世帯に、児童一人当たり1万円の給付金を支給します。
【特別支援学校スクールバスの増車】(1億2,900万円)
新型コロナウイルス感染リスクを低減するために、スクールバスを増車(5月11日~10月30日)。
【国民健康保険傷病手当金の支給】(200万円)
条例改正により、新型コロナウイルスに感染した被用者の被保険者に傷病手当金を支給できるようにします。
【通所介護事業所等における休業等対応助成】(1億7,700万円)
休業要請に基づき、休業・事業縮小した通所介護事業所等へ助成を行います。
【リアルタイムPCR検査機器等の整備補助】(1億5,300万円)
リアルタイムPCR検査機器等を整備する医療機関に補助を行います。
【名古屋市立大学の病院施設整備への補助】(9,000万円)
名古屋市立大学病院に、新型コロナウイルス対策のために必要な施設や医療機器を整備します。