減税日本ナゴヤは、5月26日、「新型コロナウイルス感染症対策にかかる要望書」(5月26日分)を河村市長に提出しました。
今回の要望書は、緊急事態宣言が解除されたもとで、再開後の学校生活や市民生活への対応等について必要な事項を求めたものです。
対応した河村市長は、「次亜塩素酸の足ふきマットを学校に導入することも前向きに検討したい」と答え、当局も、「消毒液による清拭作業について、教職員へサポートすることは大切」「今後の市民生活は、恐れすぎず、緊張感をもって送れるよう周知する」と答えました。
要望書の全文は、下記の通りです。
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令和2年5月26日
名古屋市長 河村たかし 殿
減税日本ナゴヤ 団長 佐藤 ゆうこ
新型コロナウイルス感染症等
危機管理対策委員長 鹿島としあき
新型コロナウイルス感染症対策にかかる要望書
貴所ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
令和2年5月25日、政府は新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言を全面解除しました。加えて、愛知県独自の緊急事態宣言においても本日解除となりました。
本市立小中学校・特別支援学校、幼稚園は6月1日から再開され、また高等学校においては各学校ごとの判断で、6月1日より段階的に通常授業に戻していくとされております。
また、市民生活においては、引き続きマスクの着用や手洗いの励行をはじめ、本市独自の取組み「3D大作戦」を継続し、三密を避けるなど、感染防止のための行動を市民へ周知徹底を図ると共に、再び感染が拡大する事態に備えた、簡易検査、医療体制の整備を強化していく必要があります。
つきましては、緊急事態宣言解除をうけ、新型コロナウイルス感染症対策及び感染再拡大への備えとして、以下の事項について要望します。
1.6月1日の学校再開にあたり、以下の項目を含め、最大限の感染拡大防止策に務めるとともに、児童生徒の身体及び心のケアができる体制を整えること。
(1)「3D大作戦」、マスクの着用や手洗いの励行を徹底し、更に学校玄関・教室の入り口に足拭きマット(次亜塩素酸消毒液等)の設置を検討すること。
(2)文部科学省が学校再開に向け作成したコロナ感染予防マニュアルに沿った感染防止策を講じる際に、教職員が消毒液による清拭作業等がしやすい環境作りをサポートすること。
2.公共施設、公共交通機関(市バス、地下鉄等)を利用する際、人との距離が近くなる事から、混雑緩和を図る、私語を控える、咳エチケットを守る等感染リスクを高めないためのガイドラインを作成し、改めて市民に周知徹底すること。
3.今後、懸念される新型コロナウイルス第二波やインフルエンザ等感染症に備えて、医療物資(マスク、防護服、フェイスシールド、消毒液等)を確保すること。また、抗体検査の有用性を検証の上、検査を希望する市民へ積極的な実施を検討すること。