質問の様子は以下よりご覧ください。
【名古屋市会 本会議録画中継(外部リンク)】
減税日本ナゴヤの手塚まさゆき議員は、令和元年9月定例会本会議において、「議員報酬を決めるに当たり市民・納税者の意見を反映させることを求める件(令和元年請願第1号)」の審査打ち切りに反対する討論を行いました。
令和元年6月定例会に、市民団体から、年間1455万円に引き上げられた議員報酬を800万円に戻すこと、などを求める請願が提出され、同年8月29日に、総務環境委員会で審査されました。委員会では、減税日本ナゴヤの議員は採択を求めて発言しましたが、自民・民主・公明の各会派は、6月定例会で減税日本ナゴヤが議員提出議案として提案した議員報酬を800万円に引き下げる条例案が否決されていること、などを理由に、すでに議会意思確定済みであるとして、多数決で「審査打ち切り」としました。この議決に対し、減税日本ナゴヤを代表して手塚議員が、請願の採択を求めて「審査打ち切りに反対」との立場から討論しました。
請願項目及び討論は、以下の通りです。
令和元年請願第1号「議員報酬を決めるに当たり市民・納税者の意見を反映させることを求める件」
請願項目
1、現行の議員報酬年間約1455万円は、民意を反映しておらず、直ちに年間800万円に戻すこと。
2、議員報酬を決めるに当たっては、名古屋市特別職報酬等審議会のみに諮るのではなく、公聴会制度等を広く活用し、市民・納税者の声を聞き反映させること。
3、いまだ果たしていない議員報酬引き上げについての市民・納税者への説明責任を果たすこと。
【手塚まさゆき議員の討論】
令和元年請願第1号「議員報酬を決めるに当たり市民・納税者の意見を反映させることを求める件」について、採択を求めて討論いたします。
議員報酬は、平成28年2月定例会において、民意による成案を得ることなく、年額800万円から年額約1455万円とする特例条例が可決され、その後、本年3月、その期間の延長がなされ現在に至ります。
その間、当会派では、令和元年6月定例会において議員報酬の制度値を年額800万円とする議案を提出しましたが、賛成少数により否決となりました。
本請願は、既に議会意思確定済みのため審査打ち切りとされているところですが、その趣旨の一つは、いまだ果たしていない議員報酬引き上げについての市民・納税者への説明責任を果たすこととされております。
現在のところ、確かに議員報酬の額については、現行の特例値である年額約1455万円の期間の延長に賛成し、制度値を年額800万円とすることへ反対であるという議会意思は示されております。
しかし、本請願の趣旨の一つである年額800万円から年額約1455万円とする特例条例についての市民・納税者への説明は果たされているとは考えられません。
よって、当会派は、本請願の審査結果、すなわち、既に議会意思確定済みのため審査打ち切りであることについて反対し、採択を求めて討論を終わります。