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【令和元年11月定例会・余語議員の個人質問】経済的に困窮している妊婦さんへの支援を ほか

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質問の様子は以下よりご覧ください。
【名古屋市会 本会議録画中継(外部リンク)】

〇経済的に困窮している妊婦さんへの支援を

 「共働きでなんとか生活をやりくりしていたところ、妊娠し、それが派遣会社に知られ契約を打ち切られる。別の仕事を必死で探してみるも、そう簡単には見つからず、非常に限られた選択肢の中で、出産への影響や性感染症への不安がありながらも、はじめて風俗店で働く」―妊娠により収入が減少し、経済的にやっていけない深刻なケースも報道されています。本会議で質問に立った減税日本ナゴヤの余語さやか議員は、妊娠により経済的に困窮する世帯に対する支援を求めました。

【余語議員】
夫の所得が少なく、頼れる実家や親戚もなく、生活のためにどうしても働かなければならないという場合、妊婦さんに優しい環境で働けるとは限らない。特別な配慮を必要とする妊婦さんには、特定妊婦訪問支援事業といったアウトリーチ型の支援もあるが、当面の生活についてのお金の不安やストレスといったものの解消は難しいのではないか。経済的に困窮している妊婦さんに対し、出産費用に限らず、無利子での貸し付け等、金銭的な支援を検討してほしい。

【子ども青少年局長】
保健センターの子育て総合相談窓口では、妊婦への相談や保健師の家庭訪問を行っており、経済的困窮については、仕事・暮らし自立サポートセンターや生活保護制度などの適切な制度や支援機関を紹介し、支援につなげている。議員ご提案の妊婦への貸付制度について、一時的であっても貸し付けを必要とするケースがあるかどうか実態の把握をしていきたい。

【余語議員】
子どもは社会の宝。授かった命を無事に産み育てることができるよう一層のサポートをお願いする。

〇教員人事制度~神戸教員間暴行事件のような問題はないか

神戸市立小学校の若手男性教員が、4人の先輩教員から、「激辛カレーを無理やり食べさせる」「車の上に乗る」「ロール紙の芯でたたく」などの人権侵害を受けていたことが明るみに出ました。名古屋市で同様のことがないか、余語議員が質問しました。

【余語議員】
神戸市立小学校の教員間の悪質ないじめ事件の背景に、「神戸方式」という独自の人事異動ルールにも一因があるのではないかといった報道が相次いでいる。校長同士が協議して異動案を決め、教育委員会は追認するだけというものだが、校長や教員の意向が強く働き、招かれた教員が校内で強い力を持ちかねないというデメリットが指摘されている。
名古屋市の場合も、人事異動に際し、校長の「意見具申」があるが、「校長が恣意的に意見に強弱をつけるのではないか」という懸念を持たれかねない。公平・公正で開かれた制度になっているのか。

【教育長】
教員の人事異動については、人事異動基本方針に則って行っている。校長が異動対象者に希望を聞き取り、教育委員会に報告する。その報告をもとに、教育委員会が全市的視野に立ち配置を決定しており、公平、公正で開かれた制度になっている。

【余語議員】
答弁をいただいた大まかな方針に基づき、さらに細かい連綿と続いてきた取り決めに従って人事異動を行ってきていると思うが、神戸市のような事件が起きないよう、自浄作用をいかんなく発揮し、公平・公正で開かれた学校づくりをお願いする。