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【令和2年2月議会中川議員の個人質問】リデュースを通した新たな環境問題への対応について

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質問の様子は以下よりご覧ください。
【名古屋市会 本会議録画中継(外部リンク)】

〇海洋プラスチックゴミや食品ロス等新たな環境問題への対応のため、リデュースの推進を

 ごみ削減の取り組みである「3R」の中でも、「リデュース=発生抑制」は最も重要ですが、リサイクルと比べてその取り組みは遅れています。減税日本ナゴヤの中川あつし議員は、リデュースを通した新たな環境問題への名古屋市の対応について質しました。

【中川議員】
 ごみ非常事態宣言から20年が経過した。この間、本市のごみ処理量は4割、埋め立て量は8割の削減となったが、これも偏に市民・事業者の皆様のご尽力の賜物である。
こうした中、新たな環境問題として、海に流れ出たプラスチックによる海洋生物の被害が注目されている。ウミガメの鼻からストローが出てきた映像やクジラの胃から大量のプラスチックごみが出てきた話題は衝撃的だった。また、大量に廃棄される食品ロスの問題も新たな環境問題となっている。
持続可能な社会の実現をめざして国連で採択されたSDGsでは、海洋プラスチックゴミの問題は目標14「海の豊かさを守ろう』に、食品ロスの問題は目標2「飢餓をゼロに」や、目標12「つくる責任つかう責任」などに関係し、世界では様々な取り組みが始まっている。
海洋プラスチックゴミや食品ロス等の問題では、「リデュース」「リユース」「リサイクル」の「3R」の中でも「リデュース」、発生抑制の取り組みが最も重要。レジ袋有料化にいち早く取り組んだ名古屋市として、本市がこれまで蓄積してきた市民、事業者との協働によるノウハウと、海洋プラスチックゴミや食品ロス等新たな環境問題への関心の高まりを活かして、市民、事業者のみなさんとリデュースの取り組みを積極的に行っていく考えはないか。

【環境局長】
 リデュースは、ごみ減量の中でも最も重要な取り組み。昨年5月には食品ロス削減推進法が成立し、今年7月からは、国によるレジ袋有料化義務付けが始まる。これらをきっかけにリデュースに対する関心を高めていきたい。
リデュースの取り組みには、事業者の協力と消費者の理解が不可欠であり、レジ袋削減を実現してきた「2R推進実行委員会」を活用してリデュースの取り組みを進めていく。