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【令和2年6月定例会浅井議員の個人質問】新技術を活用し、より安心な高齢者の見守り施策を/市バス運転手に、コロナ禍で雇用が減った観光バス運転手の採用枠を

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質問の様子は以下よりご覧ください。
【名古屋市会 本会議録画中継(外部リンク)】

〇新技術を活用し、より安心な高齢者の見守り施策を

 名古屋市の高齢者の見守り施策は、民生委員や高齢者福祉相談員等による訪問の他、見守り電話、高齢者福祉電話の貸与、緊急通報事業としての「あんしん電話」などの電話による見守り施策があります。減税日本ナゴヤの浅井康正議員は、ICT新技術を活用した「あんしん電話」の充実について質問しました。

【浅井議員】
 高齢者の見守り施策である「あんしん電話」は、心臓発作や火災などの際、非常ボタン・無線ペンダントなどを押すと、登録された緊急通報先へ通報され、必要に応じて救急車・消防車等がご自宅へ駆けつけるというものだ。安否センサーにより自動でコールセンターへ通報する仕組みもあるが、自力でボタン操作が必要となるケースが多く、健康状態の急変によりボタン操作すらできないことが起こり得る。

 神戸市がNTTドコモと実証実験を行っているプライバシー配慮型生体センサーを活用した高齢者向け見守りサービスでは、小型のワイヤレスセンサーを介護施設の個室に設置し、高性能小型レーダーが対象者の位置や姿勢、身体の微小な運動などを検知し、AIによって、心拍数や呼吸数、身体の動きを総合的に判断し、睡眠状態をモニタリングできる。

 これらの技術によって、入居者のプライバシーを配慮しつつ、「異常」を察知した場合は関係所に通知することも可能になる。

 さらに、熊本市でも同様に、NTTドコモと連携した実証実験を予定している。本市のあんしん電話事業でも、このような実証実験が有効ではないか。

【健康福祉局長】
 本市の「あんしん電話」は、体調異変時に、ペンダント型緊急通報ボタンや赤外線センサーにより緊急通報ができ、近隣協力者や救急車が駆けつける仕組みになっている。神戸市や熊本市の民間通信事業者によるシステムは、緊急時に人が駆けつけるという部分についての検証がなされていない。有効性や設置可能性について、他のシステムも含めて注視していきたい。

〇市バス運転手に、コロナ禍で雇用が減った観光バス運転手の採用枠を

【浅井議員】
 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う自粛や休業要請によって、観光バス業界は休業となり、小規模な観光バス会社では、経営の見直しによる運転手さんの解雇も行われたと聞く。職を失った方々の雇用に国を挙げて進めようとしているところだが、観光バス等の運転手さんの技術を生かすために、本市の市バス運転手への再就職の道もあるのではないか。

 全国的に大型二種免許取得者が減少傾向にある中、来年度の市営バス運転士採用募集の際に、観光バス会社の経営見直しにより解雇された運転士さんの求人枠を設けてはどうか。

【交通局長】
 現在実施している選考は、市バス運転手として必要な評価事項であり、優秀な人材を確保するためには、分け隔てなく同一の基準で選考することが適当。しかしながら、大型二種免許取得者が減少している下で、より多くの方に応募してもらうことは重要なこと。働く場所を失ったバス運転手の採用枠を含めて、募集方法について幅広く検討したい。